GUIDE — APP 03

PDF VIEWER

PDFビューアの使い方

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PDFビューア 使い方ガイド

「PDFビューア」は、公図・地積測量図・登記情報などの現場資料をまとめて扱い、図面に線・寸法・文字を描き込んで、印刷・PDF・SIMA・申請用の図面ファイル(TIFF)として出すための Web アプリです。このページでは、画面の写真を添えて各機能の使い方を順に説明します。

このページの画面について 画面の写真は、2026 年 9〜10 月時点(バージョン 2.010。一部は 2.018・2.027・2.047・2.048・2.049・2.062)のものです。写っている現場名・地番・氏名・座標などは説明用に作った架空のもの(「見本市見本町一丁目」など)です。地図の画面だけは、公開されている登記所備付地図データ(焼津市)を使っています。 細かな操作は、アプリの中の「使い方」(資料の机の右上の ?、図面の机では左のレールの使い方、または F1)にも書いてあります。

About1. はじめに

このアプリでできること

動作環境

データの扱い

読み込んだ資料は、お使いのパソコンのブラウザの中だけで扱います。資料そのものをサーバーへ送ることはありません。外へ出るのは次の 4 つだけです。

機能送るもの送り先
登記所備付地図の読み込みどの年・どの市区町村か(現場の資料や座標は送りません)uchidatouki.com
座標読取りの AI-OCR(使う時だけ)ドラッグで囲んだ範囲の画像だけGoogle または Microsoft(ご自身のキーで)
文字選択の「読み取って写す」(Azure で読むを押した時だけ)ドラッグで囲んだ範囲の画像だけMicrosoft(ご自身のキーで。Google には送りません)
アクセス解析ページを開いたこと・使っていた時間・画面の大きさなど(資料の中身・ファイル名・現場名・座標・登記情報は送りません)Google アナリティクス

登記情報の読み取り(所有者の氏名・住所)は、どの場合もパソコンの中だけで行います。

開くたびに「まっさら」から始まります このアプリは、開くたびに何も入っていない状態から始まります。前回の作業が自動で戻ってくることはありません。続きをする時は、作業の終わりに保存でプロジェクトファイル(.json)に保存しておき、次回はそのファイルを開いてください(15 章)。

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Screen2. 画面の見方

画面は 2 つの「机」でできています。現場の資料を全部広げて選ぶ資料の机と、1 つの資料を開いて描き込む図面の机です。資料の机では左上の資料図面で、図面の机では上のバーの左端の資料で行き来します。キーボードでは Q(資料の机)・W(図面の机)です。図面の机の右上にある文書図面は「顔」の切り替え(下で説明)で、机は変わりません。

資料の机

資料の机の画面。左に日付・セット・種類、中央に資料のカード、右に登記情報のボタンと選んだ資料の情報
資料の机。写真・登記情報・図面・作ったものが日付ごとに並びます。
  1. 机の切り替え(資料/図面)。
  2. 現場名。押すと現場の設定が開きます(4 章)。
  3. 名前での絞り込みと、種類の札(すべて・登記情報・図面・写真・作ったもの)。
  4. 日付・セット・種類の一覧。押すと、その資料だけを表示します。
  5. 資料のカード。1 回押すと選び、ダブルクリックで図面の机に開きます。カードの絵には描き込み(色塗り・線・文字・墨消しなど)も出ます。同じ公図を何通りかに塗り分けた資料も、机の上で見分けられます(出るのは先頭のページ。非表示にした層は出ません。図面の机で描き込んだ分は、資料の机へ戻った時に描き直します)。
  6. 資料を足すボタン(+ ファイル+ フォルダ+ 白紙+ 建物図面+ 地図)。画面へのドラッグ&ドロップでも足せます。
  7. 登記情報を見る。一度でも登記情報を読み取ると、ここにいつも出ています。
  8. インスペクタ。選んだ資料の中身と、その資料でできる操作が出ます。何も選んでいない時は現場の集計です。
  9. 新規保存出す。出すは印刷プレビューを開きます。

図面の机

図面の机の画面。左にレールと板、上にバー(資料・複写・閉じる・顔の切り替え・保存・出す)、中央に図面、下に道具バーとコマンド欄、右下に要約カード
図面の机。左の板は「点と座標」を開いたところです。
  1. 左のレール。資料・道具・ページ・点と座標・建物・レイヤ・読み取る・出す・使い方が「いま何をしたいか」の順に並んでいます。
  2. 板。レールで選んだ項目の中身が出ます。もう一度押すか Esc で閉じ、Ctrl+B で開閉できます。
  3. 顔の切り替え(文書/図面。下の「文書の顔と図面の顔」)と、操作モード(通常/CAD)。
  4. 保存と出す(印刷プレビューを開きます)。
  5. 道具バー。線・円・寸法・文章・記号・求積などの道具と、吸着・元に戻す・やり直す。
  6. コマンド欄。線・寸法・求積・点の道具を持っている時に、数値で点を置けます。
  7. 要約カード。縮尺・座標系・ページ・選んでいる数と、カーソルの位置の座標が出ます。
  8. 複写と×。複写は、いま開いている資料を描き込みごと別の資料として複写し、複写の方を開きます(名前は「元の名前(複写1)」。元の資料はそのままです)。同じ図面から別の図を作り分ける時に使います。×は開いている図面を閉じます(資料も描き込みも消えません)。窓が狭い時は、上のバーのボタンは絵だけになります。

レールの資料の板には、この現場の資料が種類の色の札つきで並びます。上の種類のタブとセットで絞れます(資料の机と同じ絞り込み)。マウスを置くと中身の大きい絵(描き込みも出ます)が横に出て、押すとその資料を開きます。図面へドラッグすると、その資料を図面に重ねます(落とした所に置きます。描き込みも一緒に重なります)。

文書の顔と図面の顔

図面の机には「文書」と「図面」の 2 つの道具立て(顔)があります。資料の種類で自動的に選ばれ、上のバーで切り替えられます。

操作モード(通常/CAD)

上のバーの通常CADで、マウスの使い方を切り替えます。CAD モードでは、何も無いところのドラッグで範囲選択、ホイールでカーソルの位置を中心に拡大縮小、ホイール(中ボタン)のドラッグで画面の移動になります。窓が狭くて上のバーに無い時は、道具の板の「選択」の先頭に出ます。

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Basics3. 基本の流れ

1 つの現場の作業は、おおむね次の順に進みます。

  1. 現場の設定:資料の机の上の現場名を押し、現場名・所在・申請人・作成者・座標系などを入れます(4 章)。
  2. 資料を読み込む:公図・登記情報・写真などを資料の机へドラッグ&ドロップします。
  3. 図面の机で開く:資料をダブルクリックします。
  4. 縮尺か座標系を決める:図面の縮尺を合わせるか、座標系に載せます(6 章)。
  5. 描き込む・読み取る:線・寸法・文字を描き、登記情報や座標の表を読み取ります。
  6. 出す:出す(Ctrl+P)で印刷プレビューを開き、印刷・PDF・申請用 TIFF にします。
  7. 保存する:保存→名前を付けて保存(.json)でプロジェクトファイルに保存します(2 回目からは Ctrl+S で上書き保存できます)。

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Library4. 資料の机:読み込む・整理する・作る

資料を読み込む

日付・種類・セットで整理する

資料の机の左の一覧。日付・セット・種類
左の一覧。「9月18日 立会」というセットを作ったところ。

資料は日付(写真は撮影日、PDF は名前や読み込んだ日)と種類(登記情報・図面・写真・作ったもの など)で自動的にまとまります。手でフォルダを作る必要はありません。

用件ごとに束ねたい時はセットを使います。左の「セット」の+で作り、資料を選んで右のインスペクタで✓を付けるか、選んだ資料を左のセットの行へドラッグ&ドロップします。1 つの資料をいくつのセットにも入れられ、セットを消しても資料は残ります。

資料の選び方:1 回押すと選択、Ctrl+クリックで追加、Shift+クリックで範囲、何も無いところからドラッグすると枠で囲んで選べます。Ctrl+A で表示中の資料を全部選びます(図面の机で図形を複数選ぶ時は、Shift+クリックです)。

写真の札で絞り込み、6 枚の写真を選んだところ。右にフォトシートなどの操作
「写真」の札で絞り込んで 6 枚を選んだところ。右のインスペクタに、選んだ資料でできる操作(フォトシートにする・1 つの PDF にまとめる・日付や種類の手直し・セット)が出ます。

インスペクタ(選んだ資料の操作)

資料を 1 つ選ぶと、右に大きいサムネイルと中身の要約が出ます。名前の下には、種類・ページ数・日付・ファイルの大きさが並びます(複数選んだ時は大きさの合計。申請の 15MB の目安に使えます)。サムネイルを押すと、机に読み込まずにその場で拡大して見られます。選んだ資料の種類と数に応じて、次のような操作が出ます。

白紙を作る

新規用紙を作成する画面。用紙サイズ・向き・縮尺

+ 白紙で、用紙サイズ(A4/A3/B4)・向き・縮尺(1:250・1:500・1:1000 など)を決めた白紙を資料として作ります。地積測量図を一から描く時は、ここから始めます(申請用は B4 横)。建物図面・各階平面図は+ 建物図面で作ります(13 章)。

作った白紙は選ばれた状態になるので、ダブルクリックで図面の机に開いて描き始めてください。

1 つの PDF にまとめる

1 つの PDF にまとめる画面

資料を複数選んでインスペクタの1 つの PDF にまとめるを押すと、1 つの PDF にします。並び順(机の並び・地番順・選んだ順)はこの画面で選べます(全部が登記情報なら地番順が最初に選ばれます)。「画質」で小さな PDF(申請の 15MB 以内)にもできます(14 章 ファイルサイズの縮小)。

登記情報 PDF のように発行元が保護をかけた PDF が含まれる時は、中身をそのまま継ぎ合わせられないため、印刷プレビューへから、または「画質」を縮小の段(自動・きれい・標準・小さく)にして、印刷と同じ画質(画像)の PDF にまとめます(7 章)。

フォトシートを作る

フォトシートを作成する画面。用紙・向き・枚数・撮影年月日・写真の並び
フォトシートの作成画面。

写真を選んでインスペクタのフォトシートにするを押すと、用紙(A4/A3・縦横)と 1 枚あたりの枚数を決めて、写真を自動で並べます。タイトルと撮影年月日を付けられ、写真はドラッグで並べ替えられます。日付とセットで絞り込めるので、「9 月 18 日に撮った分だけ」のようなシートも作れます。対象は画像だけで、登記情報などの PDF は含みません(「PDF も含める」で足せます)。写真に描いた線・文字・色塗りなども一緒に載ります(「印刷しない」にした層と隠した層の描き込みは載りません。墨消し・修正テープは層に関係なく焼きます)。

現場の設定

現場の設定の画面。現場名・所在・申請人・作成者など

資料の机の上の現場名を押すと開きます(図面の机では、左のレールの点と座標を開いた板のいちばん上の欄から)。

  • 現場名・所在・申請人・地役権者・作成者(氏名・登録番号・事務所・所在地)
  • 座標系の既定(系・測地系)、精度区分(公差の判定に使います。既定は甲二)、測量年月日、平均標高とジオイド高(杭打ちの現場距離に使います)
  • 書き方の流儀:用紙の左端の縦書き(会員指定用紙の文言など)、境界標の表し方(略記号/図の記号)、座標求積表の列の組み方、床面積求積表の書式

ここに入れた内容は、表題欄・様式・SIMA の現場名・保存するファイル名の既定に使われます。現場の設定を直すと、図面の表題欄も直ります。

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Drawing5. 図面の机:描き込む

道具バー

図面の机の下の道具バー
道具バー(図面の顔)。ボタンにマウスを乗せると名前とキーが出ます。

道具を選んで図面をクリックします。左クリックで決定、右クリックで直前の点の取り消し(何も描いていない時は道具のメニュー)です。Esc で描きかけを取り消します。

道具キー使い方
選択・移動Vクリックで選ぶ、ドラッグで動かす、Delete で消す。Shift+クリックで複数選択、Ctrl+ドラッグで範囲選択。文字はダブルクリックで直せます。
縮尺合わせK図面の縮尺を決めます(6 章)。
座標読取りG座標の表を囲んで読み取ります(9 章)。
点を置くNクリックした位置に現場の点を作ります(11 章)。
線を引くL単線分・弧・2 点四角形・連続線・垂線・ひげ線・角度指定を板で選びます。連続線は頂点を順にクリックして Enter かダブルクリックで確定。閉じた連続線は半透明で塗れ、塗りの濃さはバーで変えられます(既定は色塗りと同じ)。弧は ①始点 ②終点 ③弧の高さ の 3 点です。垂線は基準にする線をクリックしてから出したい点を、ひげ線は延長したい単線分(または寸法)の端の近くをクリックしてから伸ばす先をクリックします(右クリックのメニューからも始められます)。
角度指定は、板に角度を入れてから ①基準の線の 1 点目 ②2 点目 ③線の先 の順にクリックします。②から、角 ∠①②③ が入れた角度になる線を引きます(寸法の「角度(3 点)」と同じ測り方)。どちら側へ出すかはカーソルのある側で、長さは「線の長さ」の値か ③ の位置までです。角度は 90・48.3524(度.分秒=48°35′24″)・48-35-24 のように入れられ、読んだ角度が欄の下に出ます。①②の線は、板の「基準線も描く」を入れた時だけ引きます。
円を描くC中心→円周、または 2 点で楕円。半径を入れておくと、中心のクリック 1 回でその大きさの円を置けます。
寸法(2 点間距離)D2 点をクリックして距離を測ります。板の「図面に残す」を入れると、測った距離を図面に置きます(選んで動かす・消すことができ、印刷にも出ます。切っている時は今までどおり、次のクリックや右クリックで消える一時表示です)。
板の「種類」で、連続距離と角度(3 点)にも切り替えられます。角度は ①1 点目 ②角の頂点 ③3 点目 の順にクリックすると、② での角(∠①②③・0〜180°)を度分秒で出します(反対側の角は下の案内に出ます)。こちらも「図面に残す」で角の印(2 本の線・弧・角度)を図面に置けます(置いた角は、弧か角度の数字をクリックして選びます)。「図面に残す」は測り方ごとに別々に覚えます。
板には、測れない辺を辺と角から出す「三角形の計算」もあります。
文章T板に文字を入れて、置く場所をクリック。置いた文字を選ぶと、右の設定で縦書きにもできます。
記号(シェイプ)S○△◇□✕ と方位(北)をクリックで置きます。
求積A頂点を順にクリックして Enter。面積を ㎡ と坪で出します。
フリーハンドPドラッグしたとおりの線を描きます。
色塗りF線で囲まれた範囲の内側をクリックして塗ります。
消しゴムE図形をクリックして消します。

道具バーの右端は、吸着(既存の図形の端点・頂点・中心・中点・交点・垂線の足に吸い付く)の入り切りと、元に戻す(Ctrl+Z)・やり直す(Ctrl+Y)です。

道具の設定(板)とプリセット

線を引くの設定の板。プリセット・描き方・色・太さ・線の種類・距離ラベル
「線を引く」の設定。

道具を選ぶと、左の板にその道具の設定が出ます(出ていない時は左のレールの道具)。

  • 太さと文字の大きさは、紙に出た時の mm で決めます。既定は線 0.2mm・文字 2.5mm です。縮尺や解像度の違う資料に描いても、紙の上の大きさは変わりません。画面では 0.2mm の線はとても細く見えますが、紙の上では 0.2mm の線で出ます。
  • 線の種類は、実線・破線・点線・一点鎖線から選べます。
  • 線には距離ラベルを付けられます(縮尺を決めると実寸の m で出ます)。
  • いつも使う色・太さ・線の種類の組み合わせは、板の上のプリセットに名前を付けて保存できます。「線を引く」のプリセットは描き方(単線分・連続線・角度指定など)も一緒に覚えます。

数値で点を置く(コマンド欄)

コマンド欄に 12.5 と入れて線を引いているところ
線の 1 点目を置いてから「12.5」と打ったところ。赤い線はカーソルまでの仮の線(16.07 m)で、Enter を押すとこの向きに 12.5m の位置へ点を置きます。

線・寸法・求積・点の道具を持っている時は、数字(1〜9)か @ を打ち始めると、そのまま下のコマンド欄に入ります(Tab でも入れます)。Enter で点を置き、Esc で図面に戻ります。

入力意味
12.5長さ 12.5m(向きはカーソルの方向。縮尺を決めた図面で)
@3.2,1.5いまの点から北へ 3.2m・東へ 1.5m
@12.5<93.2015距離 12.5m・方向角 93°20′15″(小数点以下 2 桁が分、次の 2 桁が秒)
K1 / K1 K2現場の点を点名で指定(K1=点 K1 の位置/K1 K2=K1 から K2 まで。線ならそのまま 1 本引けます)。点名は「点と座標」に登録したもの・座標系を決めた後
X,Y公共座標(座標系を決めた後)

マウスで欄をクリックしに行くと向きが変わってしまうので、数字から打ち始めるのがおすすめです。

右クリックのメニュー(トリム・延長・オフセットなど)

線を選んで右クリックした時のメニュー

何も描いていない時に図面を右クリックすると、道具の一覧が出ます。線を選んでから右クリックすると、次の作図の操作が加わります。

  • オフセット:距離をコマンド欄に入れ、どちら側かをクリックして平行に複写します。
  • この線で切る(トリム):境界にする線を選んでから、切りたい線の消したい側をクリック。
  • この線まで伸ばす(延長):境界を選んでから、伸ばしたい線の端の側をクリック。
  • 交点で分ける・垂線を出す・延長する(ひげ線・線分伸縮)(選んだ図形によって、出る項目が変わります)

選んだ図形の頂点には青い□が出て、ドラッグで動かすと隣の辺と辺長も追いかけます。同じ場所にある別の図形の端点も一緒に動きます(「束ねる」。選択の板でオフにできます)。図面に残した寸法(2点間距離・連続距離・角度)の□を動かす時は、ほかの図形は一緒に動きません。

選んだ図形の色・線の種類・太さは、道具の板の「選択中のスタイル」で直せます。線の太さは紙の上の mm で、何本かまとめて選ぶと一度に直せます(弧も選べます)。

レイヤ

レイヤの板

左のレールのレイヤで層を作り、表示(目)・ロック(鍵)・印刷(プリンタ)を切り替えます。新しく描いたものは、いま選んでいる層に入ります(その層がロック中なら、ロックしていない層に入れてお知らせします。鍵を掛けた時に、描く先もロックしていない層へ移ります)。

たとえば筆界線を「筆界」の層に描いておくと、調査説明図では現況線と一緒に、地積測量図では筆界線だけを印刷に出せます。立会中はその層をロックしておくと、誤って動かしません(ロックした層のものは、クリックでも範囲選択でも選ばれず、距離・面積・点名の札も動きません。鍵を掛けると、その層で選んでいたものは選択から外れます。筆や点の一覧から図面で光らせたものも、動かす・消すはできません。消しゴムの「すべて削除」でも残ります)。印刷を切った層は、画面には出ますが紙には出ません(下書きや立会メモに)。

表示の操作

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Scale6. 縮尺と座標系

距離・面積を実寸で出すには、図面の縮尺を決めるか、図面を座標系に載せます。

縮尺合わせ

縮尺合わせの板。数値で指定と 2 点で合わせる

道具バーの縮尺合わせ(K)を選ぶと、板に 2 通りの方法が出ます。

  1. 数値で指定:「1 : 500」のように分母を入れます。PDF と、解像度の分かる画像で使えます。
  2. 2 点で合わせる:距離の分かる 2 点をクリックし、実際の距離を入れます。スマートフォンで撮った写真など、解像度の分からない画像はこちらです。

縮尺を決めると、寸法・求積・距離ラベルが m・㎡ で出ます。右下の要約カードの縮尺を押しても縮尺合わせに入ります。

座標系に載せる

左のレールの点と座標を開き、帯の左上(「座標系 未設定」など)を押すとメニューが出ます。

座標系を決めると、縮尺は座標系から決まります。要約カードにカーソル位置の公共座標(X=北・Y=東)が出るようになり、コマンド欄で点名や座標を打って点を置けるようになります。

X と Y を取り違えると、回転や縮尺が大きく食い違います。確定の前に、画面で注意が出ます(X が北・Y が東です)。

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Document7. 文書の顔:PDF を読む・直す

文書の顔。ページの板と、検索で当たった文字・蛍光ペン・墨消し
文書の顔。左はページの板、図面には検索で当たった文字(青)・蛍光ペン(黄)・墨消し(黒)。
ページの板。この資料の中を探す欄とページの一覧

ページの並べ替え・回転・外す

左のレールのページで、ドラッグで並べ替えたり、行の ⋯ で回転したり外したりできます。これは「この資料の見え方」を変えるだけで、元のファイルは変わりません。描き込みはページに付いたまま一緒に動きます。並びと向きを元に戻すで戻せます。回した向きは、資料の机のサムネイル・フォトシート・図面に重ねる にもそのまま出ます(資料全体を回すのは上のバーの ⟳)。

ページから新しい資料を作る

ページを選んで選んだページだけの資料にする(アプリの中の新しい資料)または選んだページだけの PDF ファイルを作る(ほかのソフトでも開ける PDF)を押します。Ctrl+クリックでページを複数選べます。

探す

板のいちばん上の欄に地番や氏名を入れると、その資料の中を探して該当ページへ飛びます。全角・半角どちらで打っても当たります。スキャンした図面や写真には文字データが無いので探せません(囲んだ範囲の文字を写すだけなら、文字選択の「読み取って写す」(下の説明)で読めます)。

道具キー使い方
文字選択IPDF の文字を四角く囲むと、その範囲の文字をコピーします。表の罫線は取り除き、セルの中で折り返した住所は 1 行につなぎます。文字データの無い資料(スキャン・写真)では、囲んだ範囲を読み取って写せます(下の説明)。
蛍光ペンH四角く囲んだ範囲に色(黄・緑・桃)を乗せます。下の文字は消えません。印刷プレビューの「黒単色で出す」では出ません。
墨消しB四角く囲んだ範囲を黒で塗りつぶします。このアプリから出した PDF・画像では、下の文字も消えます。
修正テープM四角く囲んだ範囲を白で塗りつぶします(紙の修正テープと同じ)。出力の扱いは墨消しと同じです。上に「文章」(T)で書けば、書き直したように見えます。
この文字を置き換える—文字選択で 1 行ぶんの文字を選び、板のこの文字を置き換えるを押すと、その文字を修正テープで消し、同じ位置・同じ大きさの文字を置いてすぐ編集できます。

文字データの無い資料の文字を写す(読み取って写す)

スキャンした PDF や写真には文字データが無いので、そのままでは文字選択でコピーできません。文字選択(I)で四角く囲むと、左の板の「読み取って写す」で、その範囲の文字を読み取って写せます。住所や文章の一文を、打ち直さずに写したい時に使います。

文字選択の板の「読み取って写す」。囲んだ範囲の画像と、2 つのボタン、読んだ文字の欄
読み取って写す(見本の住所は架空のものです。送り先のリソース名は伏せてあります)。
  1. 資料を文書の顔で開き、「文字選択」(I)にします。スキャンした図面・成果表は図面の顔で開くので、上のバーの文書に替えてから I を押します。
  2. 写したい所を四角くドラッグします(1 行の住所でも囲めます)。離すと左の板が開き、囲んだ範囲の画像が出ます。この時点では、まだどこにも送っていません。
  3. Azure で読む(Microsoft Azure で読む)か、この端末で読む(精度は低め)(パソコンの中だけで読む)を押します。
  4. 読んだ文字が板の欄に出ます。自動ではコピーしません。元の絵と見比べて、違う所は欄で直してから、Ctrl+C かコピーで写します。1 行にするを押すと改行を外せます。

消して上から書く(修正テープと置き換え)

PDF の文字を直したい時は、修正テープで消して、その上に文字を書く形で直します。

  1. 文書の顔で「文字選択」(I)にし、直したい文字を 1 行ぶん四角く囲みます。離すと、選んだ文字が青くなります。
  2. 左の板のこの文字を置き換えるを押します。元の文字が白で消え、同じ位置・同じ大きさの黒い文字が置かれて、琥珀の枠の入力欄が開きます。選び方のせいで置き換えられない時は、ボタンが薄くなり、理由がボタンの下に出ます(選び直すと押せます)。
  3. 入力欄で新しい文字を打ち、Enter で確定します(1 行だけ・Esc で置き換えごとやめる)。元に戻す時は Ctrl+Z 1 回で、置き換えごと戻ります。
元の PDF の文字そのものは書き換わりません PDF の文字は、字の形と並びを細かく決めて埋め込んであるため、ほかのソフトと同じ書体・同じ位置で書き換えることはできません。このアプリでは上から白で消して書き直す形にしています。直した結果は、出す→ 印刷プレビューから出した PDF(ページは画像になります)でお渡しください。
保護された PDF(登記情報 PDF など) 登記情報提供サービスの PDF などは、発行元が保護をかけています(要約カードに「🔒 保護あり」と出ます)。見る・描き込む・並べ替え・回転・印刷・PDF や画像で出す はそのまま使えます。できないのは、中身をそのまま切り出すこと、ほかの PDF と 1 つのファイルにまとめること、修正テープと文字の置き換え(そこから作った隣接地一覧表なども同じ)の 3 つで、まとめたい時は印刷プレビューから、または「1 つの PDF にまとめる」の「画質」で、印刷と同じ画質(画像)の PDF にできます。
墨消し・修正テープをした資料を人に渡す時は、元のファイルではなく、出す→ 印刷プレビューから出した PDF を渡してください(墨消し・修正テープのある資料は、常に画像として出力します)。

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Registry8. 登記情報を読み取る

登記情報提供サービスの PDF(全部事項)から、所在・地番・地目・地積・所有者(共有者全員の住所・氏名・持分)を読み取ります。スキャンした登記事項証明書は文字認識で読みます。読み取りはすべてパソコンの中で行います。

所有者は、権利部(甲区)を上から順にたどっていまの所有者を出します。持分の移転・一部移転、抹消された登記、所有権の更正に加えて、付記の「登記名義人の住所・氏名の変更」(本店・商号の変更も)を反映し、住所が何度も変わっていれば新しい方を出します。信託による所有権の移転(名義人が「受託者」と書かれる登記)は、受託者を所有者として出します。表題部の所在が変わっていれば(区制施行・町名変更など)、新しい所在を出します。以前の版で読み取った登記情報は、読み取りの画面の🔄 再解析で読み直すと反映されます(読み直すと、手で直した欄・確定・種別は取り込み直後に戻ります)。スキャンした登記事項証明書では、住所の変更は所有者が 1 人の時だけ反映し、所在の変更は反映しません。

  1. 登記情報を選んで読み取りを始める
    資料の机で登記情報の資料を選び、インスペクタの登記情報を読み取るを押します。読み取ったあとは、図面の机の左のレールの読み取る→登記情報を見るからも結果を開けます。
    登記情報の札で絞り込み、4 件を選んだところ
    「登記情報」の札で絞り込み、4 件を選んだところ。
  2. 読み取る資料を確かめて解析する
    一覧で読み取る資料に✓を付け、解析を開始を押します。
    登記情報の取り込みで、読み取る資料を選ぶ画面
  3. 読み取った内容を確かめる
    筆ごとにカードが出ます。各欄は手で直せます。確かめ終えた筆は確定を押すと、誤って書き換わらなくなります。所有者は追加・削除もできます。間違えて読んだ筆は右上の × で一覧から外せます。
    読み取った筆のカード
    読み取った筆のカード。
    共有者が 2 人いる筆のカード
    共有の筆。共有者全員の住所・氏名・持分が並びます。
  4. 種別を付けて、使う
    筆ごとに種別(申請地・隣接地・対側地・その他)を選びます。選んだ種別は「点と座標」の「筆」にもその場で入ります(SIMA や座標読取りから先にできた筆にも)。筆の側で直した種別もここに戻り、後で直した方が残ります。
    • 公図に配置:地目・地積・所有者などを選んでラベルにし、図面をクリックして置きます。置く前に、左の板で文字の大きさ・色・引き出し線を整えられます。
    • 隣接地一覧表を作成:種別の順に並べた A4 の一覧表(種別・所在地・地目・地積・所有者の住所と氏名・持分・備考)を作ります。作った表はそのまま図面の机に開きます。
    • CSV(表計算ソフトで開ける形)とコピー(表計算ソフトへ貼り付け)も同じ並びで出せます。
    読み取った登記情報をラベルとして図面に置いたところ
    ラベルを図面に置いたところ(12-3 の筆の中)。
    隣接地一覧表
    隣接地一覧表。

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Coordinates9. 座標一覧表を読み取って SIMA に

地積測量図・地籍調査成果・区画整理の座標の表を読み取り、SIMA(.sim)に書き出します。読み取った値は、紙に書かれた辺長や求積の値で検算してから使います。

座標読取りの板
座標読取りの板。
  1. 図面の机で座標の表がある資料を開き、道具バーの座標読取り(G)を選びます。
  2. 表の見出しの行から最後の行まで、罫線ごとドラッグで囲みます。横に並んだ複数の表も、まとめて囲めば筆ごとに分けて読みます。スキャンの傾きは自動で補正します。
  3. 読み取り結果の画面で、全行を確かめます(下)。
  4. 点名を確かめたら、行の ✓ を押して確認済みにします(残りをすべて確認済みにでまとめても構いません)。全行が確認済みになると💾 SIMAを書き出すが押せます。地番のある表は区画として、基準点の表は座標だけで出します。

1 つの筆が 2 枚にまたがる時は、板の「前の結果に追加する」をオンにして次のページを囲みます。同じ地番なら 1 つの筆にまとまります。

読み取った結果は資料に付いて残ります。開き直すには、左のレールの読み取る→座標読取りの結果を見る。

座標求積表をドラッグで囲んでいるところ
表を罫線ごと囲んでいるところ。

検算と確認

座標読取りの結果。検算に合った行が緑
読み取り結果。検算に合った行は左端が緑、合わない行は赤で出ます。✓ を押した行が確認済みになります。各欄の下には、読み取った元の紙の切り出しを並べています(Gemini で読んだ時は出ません。右上の[元画像を見る]で突き合わせてください)。
検算に合わない行が赤く出ている読み取り結果
検算に合わない行(赤)がある例。元の紙の切り出しを見ながら、その場で打ち直せます。
読み取りの精度について 印字が薄い図面や、数字が中抜け(輪郭だけ)になったスキャンは、通常の読み取りでは桁を読み違えることがあります。板の「文字を太らせて読む」で減らせますが、完全には直りません。こうした図面では、次の章の AI-OCR を使うと読み違いが少なくなります。どちらの読み方でも、結果は同じ検算にかかります。

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AI-OCR10. AI-OCR の準備(Google Gemini・Microsoft Azure のキー)

座標読取りでは、通常の読み取り(パソコンの中だけで完結)のほかに、AI-OCRを選べます。AI が画像のまま表を読むので、罫線がかすれた図面や印字の薄い図面でも桁を間違えにくくなります。使うには、次のどちらかのキーをご自身で用意していただきます。文字選択の「読み取って写す」(7 章)で使うのは Microsoft Azure だけです(Google Gemini には送りません)。

項目Google GeminiMicrosoft Azure
用意するものAPI キーエンドポイントとキー
費用無料枠あり(クレジットカード不要)Free F0=無料(月 500 ページ。1 回囲むごとに 1 ページ)。登録から 30 日後に一度だけ手続きが要ります(下の説明)
アカウントGoogle アカウントMicrosoft Azure のアカウント(本人確認でクレジットカードの登録を求められることがあります)
送った画像の扱い無料枠では、送った内容が Google のサービス改善に使われ、担当者が確認する場合がありますMicrosoft の説明では、24 時間以内に消去され、AI の学習には使われません(24 時間の消去は Microsoft の公式の説明ページ、学習に使わないことは Microsoft の担当者が公式 Q&A〔2024 年 8 月〕で答えたものです)

最初に選ばれているのは Gemini です。一度 Azure を選ぶと、次に開いた時も Azure のまま始まります。どちらの場合も、送るのはドラッグで囲んだ範囲の画像だけで、図面のほかの部分やファイル名は送りません。墨消し・修正テープをした所は、塗りつぶしたまま送ります。登記情報の資料(PDF の文字・名前・種類・読み取りの記録から見分けます。そこから作った隣接地一覧表なども)は、囲んでも AI には送らず、パソコンの中の読み取りで読みます。名前や文字データに手掛かりの無い写真・スキャン・貼り付けた画像も、送る前に囲んだ範囲をパソコンの中で読み、「甲区」「所有者」「持分」などの登記記録の言葉が写っていれば送りません(座標読取りでは、パソコンの中の文字認識が使えない時は、そう知らせてから送ります。7 章の文字の読み取りは、使えない時は送りません)。ただし読み違えて見逃すことがあるので、登記情報は囲まないでください。キーはお使いのパソコンのブラウザにだけ保存され、このアプリのファイルにも、保存したプロジェクト(.json)にも入りません。

お客様からお預かりした図面など、外部に出せないものを Gemini の無料枠で読ませないでください。その場合は Google 側で有料(従量課金)に切り替えるか、Azure をお使いください。AI も桁を間違えることがあるので、結果の確認は省略できません。

Google Gemini の API キーを取る

  1. Google AI Studio の API キーのページを開き、Google アカウントでログインします(初めての時は利用規約への同意を求められます)。
  2. 右上のAPI キーを作成を押します。
    Google AI Studio の API キーの一覧。右上に API キーを作成のボタン
    Google AI Studio の「API キー」の画面(アカウント名などは伏せてあります)。① API キーを作成 ② キーのコピー。
  3. キーの名前とプロジェクトを確かめてキーを作成を押します。名前とプロジェクトは既定のままで構いません。
    新しいキーを作成する画面
    ① キーを作成。
  4. 作ったキーは「API キー」の一覧に出ます。キーの行の右にあるコピーのボタン(四角が 2 つ重なった形・上の画像の ②)で、キーをコピーします(AIza… または AQ.… で始まる文字列です)。
  5. PDFビューアで座標読取り(G)を選び、左の板の「AI-OCRで読む(任意)」で次のようにします。
    AI-OCRで読むの欄(Google Gemini)
    1. 「AIで読み取る」に✓を付けます。
    2. 読み取り先は「Google Gemini」のまま。
    3. コピーしたキーを「API キー」に貼ります。

    あとは、これまでどおり表を囲むだけです。「モデルが使えません」と出た時は、使えるモデルを調べるを押すと、そのキーで使えるモデルを選び直します。

Microsoft Azure のエンドポイントとキーを取る

Azure では「Azure AI Document Intelligence」という表や文書の読み取り用のサービスを使います。Gemini が混み合っていて読めない時の代わりにもなります。同じエンドポイントとキーで、文字選択の「読み取って写す」(7 章)も使えます。

  1. Microsoft Azure のアカウントを作ります(Azure の無料アカウントのページから)。すでにお持ちなら不要です。無料アカウントは登録から 30 日後に一度だけ手続きが要りますが、その後も無料で使い続けられます(30 日後の手続き)。
  2. Azure ポータルにログインし、上の検索欄に「Document Intelligence」と入れて開き、作成を押します。
  3. 「基本情報」を入れます。
    Azure ポータルの Document Intelligence の作成画面
    Document Intelligence の作成(アカウント名は伏せてあります)。リージョンの「(US) East US」は最初に入っている値なので、選び直します。
    1. リソースグループ:新規作成で、分かりやすい名前を付けます。
    2. リージョン:「Japan East」「Japan West」など国内の地域。送った画像は、ここで選んだ地域で処理されます(文字選択の読み取りでは住所などを送ることがあるので、国内に作ってください)。
    3. 名前:このリソースの名前。エンドポイントのアドレスの一部になるので、ほかと重ならない名前にします(重なっていると画面で知らせてくれます)。
    4. 価格レベル:「Free F0」を選びます。
    5. 確認と作成を押し、次の画面で作成を押します。

    サブスクリプションは、お持ちのものが選ばれています。

  4. 作成が終わったらリソースに移動を押し、左の「リソース管理」→「キーとエンドポイント」を開きます。
    Azure ポータルのキーとエンドポイントの画面
    キーとエンドポイント(リソース名は伏せてあります)。① キー 1(右のボタンでコピー) ② エンドポイント。
    「キー 1」の右のボタンでキーを、「エンドポイント」の右のボタンでエンドポイント(https://〜.cognitiveservices.azure.com/)をコピーします。
  5. PDFビューアの座標読取りの板で、次のようにします。
    AI-OCRで読むの欄(Microsoft Azure)
    1. 「AIで読み取る」に✓を付け、読み取り先を「Microsoft Azure」にします。
    2. エンドポイントを貼ります。
    3. キー 1 を貼ります。

    文字選択の板の「Azure の設定」からも入れられます(同じ欄で、どちらかに入れれば両方に入ります)。文字選択の読み取りだけを使うなら、「AIで読み取る」の✓と読み取り先は変えなくて構いません(座標読取りは Gemini のままです)。

30 日後の手続き(無料のまま使い続けるために) Azure の無料アカウントは、登録から 30 日間(またはそれより前に 200 ドル分のクレジットを使い切るまで)が試用の期間です。期間が終わると、Microsoft から「従量課金制」へ移行するかどうかの案内が届きます。移行を選んでください。移行しないとアカウントとサービスが止まり、このアプリで Azure を使った読み取りもできなくなります。
移行しても、価格レベルが「Free F0」のままなら料金はかかりません。Free F0 は毎月 500 ページまでの無料の段で、30 日で終わるものではありません(使い切った月は、月が替わるまで Azure での読み取りが断られます。その間は Gemini か通常の読み取りを、文字選択の読み取りではこの端末で読むをお使いください)。料金がかかるのは、有料の価格レベル(S0 など)でリソースを作った場合です。
移行した後もエンドポイントとキーは変わらないので、このアプリの設定はそのままで使えます。念のため、Azure ポータルの「コストの管理」で予算を作っておくと、料金が発生しそうな時にメールで知らせてもらえます。
キーの扱い API キーはパスワードと同じように扱ってください。人に見せたり、メールやチャットに貼ったりしないでください。キーは、このアプリではお使いのパソコンのブラウザにだけ保存されます。使うのをやめる時は、欄を空にしてください。キーを人に知られた時は、Google AI Studio ではそのキーを削除、Azure ではキーを再生成して、新しいキーに入れ替えてください。

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Points & Parcels11. 点と座標・筆・表・計算

左のレールの点と座標では、現場の点(筆界点・基準点など)と筆(地番ごとのまとまり)を扱い、図面に表を置き、分筆や公差の計算をします。上の帯に座標系と縮尺、下に「点の一覧」「筆」「表を置く」「計算」の 4 つのタブがあります。

点の一覧

点と座標の板の点の一覧

現場の点は図面をまたいで使う実体です。1 点 2 行で、点名・区分・杭種・出所・X・Y が並びます。行を押すと図面で光り、もう一度押すとその場で直せます。

  • 取り込む:SIMA(.sim)、CSV(点名・X・Y)、座標読取りの結果から取り込みます。
  • + 座標を打つ:点名と座標を手で入れます。
  • 図面に置く:選んだ点を、この図面の座標系で置きます。
  • 道具バーの点(N)で図面をクリックしても点を作れます。点の近く(紙の上で 0.3mm 以内)にある線の端は、その点に結ばれ、点を動かすと線と辺長も一緒に動きます。

座標の入った点は、図面の上でドラッグしても動きません(座標の方が確かなため)。点の座標を直した時の取り消しは Ctrl+Z ではなく、一覧の戻すです。

SIMA を取り込んで図にする

SIMA を取り込んだ時の置き先を選ぶ画面

SIMA(.sim)を資料の机へドラッグ&ドロップすると、点と筆(区画の結線)を取り込み、置き先を聞いてきます。「新しい白紙に描く」で用紙と縮尺を選ぶと、白紙を作って筆界線と点を描きます。

取り込む時に、座標の測地系(世界測地系か)を確かめる問いが出ます。

SIMA から描いた筆界線と点
SIMA から描いた 2 筆。辺長は座標から出しています。

筆

筆のタブ。筆ごとに登記地積・実測地積・公差の判定
筆の一覧。登記地積・実測地積と、その差が公差の内か外かが出ます。
筆を開いて地番・所在・地目・登記地積・種別を直しているところ
筆の行をもう一度押すと、その場で直せます。

筆は、登記情報・SIMA・座標読取り・分筆から集まります。「181番1」と「181-1」は同じ地番として扱い、1 つの筆にまとめます。紙の登記事項証明書だけで始める時は、土地の筆を足すで手で足せます。

表を置く

表を置くのタブ

座標一覧表・求積表・辺長表・引照点表・基準点表・床面積求積表・表題欄・座標系と測量年月日・凡例 を図面に置けます。表を選び、(求積表・辺長表は)対象の区画(閉じた連続線)をクリックし、置く位置をクリックします。

  • 表の値は、現場の点の X・Y から毎回作ります。点を直せば表も直ります。
  • 求積表は倍面積・面積・地積まで出します。地積の丸めは地目によって変わります(宅地・鉱泉地と 10㎡ 以下の土地は 0.01㎡ 未満、それ以外は 1㎡ 未満を切り捨て。不動産登記規則 100 条)。
  • 区画の頂点が点に結ばれていない時は、まとめて点にするか聞きます。
  • 求積表・辺長表を置く時に、辺長を cm(小数 2 桁)で書くか聞きます(地積測量図の書き方)。ふだんは mm(小数 3 桁)です。
  • 床面積求積表は、四角を順にクリックするか、建物の外形を 1 つクリックすると自動で長方形・台形・三角形に刻みます。「建物」の板で各階の形を入れた時は、表も自動で置かれます(13 章)。
求積表・座標一覧表・座標系の表・方位を置いた図面
求積表(左下)・座標一覧表(右下)・座標系と測量年月日の表(左上)・方位を置いたところ。

計算(分筆・杭打ち・逆トラバース)

計算のタブ
  • 分筆:分筆する区画をクリックで区画を選び、方法を選びます(2 点を通る/面積を指定して基準の辺に平行・垂直・1 点を通る/描いた線で切る)。面積はコマンド欄に ㎡ で入れます。指定した面積を割らないいちばん近い位置に寄せます。
  • 杭打ち:器械点と後視点を選ぶと、筆界点の方向角・夾角・距離を出します。表として図面に置くことも、CSV で出すこともできます。
  • 逆トラバース:2 点を選ぶ(または図面で 2 点をクリック)と、距離と方向角を出し、実測距離との較差を判定します。

現場の設定に平均標高とジオイド高を入れると、杭打ち表に縮尺係数・標高補正をかけた「現場距離」の列が増えます。座標から出す辺長・地積・書き出しには掛けません。

分筆の取り消しは 2 段で、線は Ctrl+Z、点と筆は一覧の戻す:分筆…です。

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Map12. 登記所備付地図を読み込む

G空間情報センターで公開されている登記所備付地図データ(全国・過去 5 年分)を、地番を選んで図面として取り込みます(データは uchidatouki.com で配信用に変換したものを読みます)。

登記所備付地図を読み込む画面。年版・都道府県・市区町村・大字・地番・まわり
  1. 資料の机の+ 地図を押します。
  2. 年版 → 都道府県 → 市区町村を選んでこの市区町村の地図を読む。
  3. 大字を選び(「大字を探す」に打つと絞れます)、地番を打って一覧から選びます。
  4. 「まわり」(50m〜500m・大字ぜんぶ・「この地番が載る図郭ぜんぶ」)を選んで読み込む。

一度選んだ県・市区町村は、次から一覧の上に出ます。公図(任意座標)も選べます。

読み込んだ登記所備付地図
焼津市 宗高 988-1 のまわり 50m を読み込んだところ。探している地番の筆は線と地番を太く描きます。
地図の資料を選んだ時のインスペクタ。座標系・精度区分・地図作成年月日など
  • 読み込むと、白紙 1 枚に筆界線・地番・図郭を描いた資料ができ、そのまま図面の机で開きます。レイヤは「地図:筆界線/地番/図郭」に分かれています。
  • 公共座標の地図には、まわりの図根点も入ります。
  • 地図の座標系・精度区分・地図作成年月日などは、資料を選んだ時のインスペクタに出ます。
  • 地図は参考の資料です。求積・公差判定の対象にはならず、現場の点・筆にも入りません。地図の線・地番は動かせません(選ぶ・消す・印刷する・吸着して描くことはできます)。
  • 筆の内側をクリックしてその筆を選ぶと(Shift+クリックで追加)、選んだ筆だけを SIMA・DXF に書き出せます。
  • 出典(「登記所備付地図データ」(法務省)を加工して作成)は、印刷・PDF・TIFF では用紙の右下に、DXF・SIMA にも自動で入ります(利用規約で記載が義務です)。

地図の読み込みではインターネットに接続します。送るのは「どの年・どの市区町村か」だけです。

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Building13. 建物図面・各階平面図を作る

建物図面(1/500)と各階平面図(1/250)を、申請用の様式(B4 横)の枠と同じ大きさの紙に作ります。各階の形は辺長の表で入れ、敷地は公図・地積測量図・座標から写し、離れで建物の位置を決めて、様式に載せて申請用の図面ファイル(TIFF)まで作れます。

  1. 資料の机の+ 建物図面(または図面の机の「建物」の板①)で紙を作ります(各階平面図と建物図面)。
  2. 各階平面図の紙で、左の建物の板の②に各階の辺長を打ちます。
  3. 建物図面の紙で、③で敷地と隣接地を写します。
  4. ④で建物を置き、向きと離れを決めます。
  5. ⑤の様式に載せるで印刷プレビューを開き、作製日と提出前の確認を見て、申請用の図面ファイル(TIFF)を作ります。

「建物」の板は、図面の机の左のレールにあります(図面の顔だけで使えます)。

紙を作る

建物図面・各階平面図の紙を作る画面。建物(家屋番号)・作る紙・建物図面の枠・縮尺
  • 建物(家屋番号)を選びます。まだ建物の筆が無ければ「+ 新しい建物の筆を立てる」で、家屋番号と建物の所在を入れます(同じ家屋番号・同じ所在の筆が既にあれば、それを選び直します)。
  • 作る紙(両方/各階平面図だけ/建物図面だけ)と、建物図面の枠(右半分/全面)を選びます。全面は、敷地が大きくて右半分に入らない時に使います。
  • 縮尺は各階平面図 1/250・建物図面 1/500(全面は 1/1000)が既定で、変えられます。
  • 紙を作るを押すと図面の机に切り替わり、各階平面図の紙と「建物」の板が開きます。

板の①には、この紙の種類・縮尺と、この建物の家屋番号・建物の所在・種別の欄が出ます。打って Enter を押すと、建物の筆と様式の上の帯に入ります(登記情報から読んだ建物なら、その記録も直します。取り消しはできません)。敷地の地番からは、建物図面の紙の敷地の地番を「12番地3」の形で、現場の設定の所在の後ろに並べます(家屋番号と同じ地番が先頭)。1 枚の建物図面に 1 つの家屋番号です。

板の①からも紙を作れます。建物の紙を開いている時は+ この建物の紙を足す(各階平面図の 2 枚目など)と+ 別の建物の建物図面、それ以外の時は+ 建物図面です。同じ建物のほかの紙を開くボタンも出ます。この紙の縮尺を変えるは、図形の大きさ(m)を保ったまま紙の縮尺だけを変えます(その紙の取り消しの控えは消えます)。控えにするで、紙を建物の仕事の組から外せます(上のバーの複写で作った紙も控えです)。

様式に入る建物の紙(控えでない紙。建物図面は 1 階を置いた最後の 1 枚)のまわりには、その紙が入る様式(B4 の外枠・上の帯・題・表題欄)が下敷きとして出ます(枠の中に入る通し番号の丸・(単位 m)は紙の上に重ねて出ます)。下敷きは画面だけの案内で、印刷・PDF・TIFF には出ません(印刷の見え方は印刷プレビューで確かめます)。板の①の「様式を下敷きに見せる」で消せます。下敷きが出ない時は、板の①に理由が出ます。建物の紙は回して表示できません(前の版で回した紙は、⟳ か「ページ」の板の回転を押すと元の向きに戻ります)。

各階の形を入れる

各階平面図の紙と建物の板。主である建物の 1 階・2 階と附属建物、辺長の表、床面積求積表、1 階の点線
各階平面図の紙。左の板は、主である建物の 2 階の形を直すを開いたところです。
  1. ②建物。主である建物・附属建物ごとに階が並びます。+ n階を足す・+ 附属建物を足すで増やし、形を直すで辺長の表を開きます。図の中の各階は、入れた順に上から下へ縦に並びます(各階平面図は上から順に見るので、1 階 → 上の階 → 附属建物の順に入れてください。紙の下に入りきらない時は、置いた階を板②の×で消してから、板①の+ この建物の紙を足すで 2 枚目の紙へ)。
  2. 辺長の表。方向(横・縦・斜め・弧)と長さ(m)を順に打ちます。横は+が右、縦は+が上です。最後の辺は横・縦で閉じる・斜めで閉じるで足せます。打っている間は図に琥珀色の見本が出て、OK で図に入ります(Ctrl+Z 1 回で戻ります)。
  3. 外形と辺長。辺長は打った桁で出ます(9.1 と打てば 9.10、6.370 と打てば 6.370。斜めは 3 桁)。辺に沿って書き、単位は様式の「(単位 m)」で示すので札には付けません(弧の長さの札は今までどおり)。附属建物があると、1 階の札が「主である建物」「附属建物符号1」になり、2 行目に「1階」が入ります(2 階以降は「2階」だけ。1 階建ての建物の札は名前だけ)。
  4. 床面積求積表。外形から長方形・台形・三角形に刻んで、階ごとに置きます(床面積は 0.01㎡ 未満を切り捨て)。
  5. 1 階の点線。2 階より上の階の下に、1 階の位置を点線で描きます。

敷地と隣接地を写す

建物の板の「敷地と隣接地」。写した敷地・隣接地の一覧と、座標から写す筆の一覧

建物図面の紙を開いて(①の建物図面を開く)、板の③で敷地と隣接地を写します。入口は 4 つです。

  • 公図:+ 地図(資料の机の下、または建物図面の紙の板③。板③から読むと写す先はその紙です)で読んだ登記所備付地図を開き、筆をクリックで選んで敷地にする/隣接地にする。
  • 地積測量図:PDF・画像を開いて K で縮尺を合わせ、連続線(L)でなぞってから同じボタン。
  • 座標:SIMA や座標読取りで入れた筆の区画を、一覧の敷地に/隣接地にで(写真)。
  • 手で入れる:敷地の形を入れるで、辺長や座標の表から。

地番の文字も一緒に写り、筆は申請地・隣接地に結ばれます。道路・水路は文章(T)で「道 路」などを置いてください。

建物図面・各階平面図の紙で使えないもの 紙は配置図なので、縮尺合わせ・位置合わせ・現場の点・土地の求積表・分筆・SIMA/CSV の書き出しは使えません(紙の座標は紙の中だけのものです)。DXF は出せます。

建物を置いて、離れを決める

建物図面の紙と建物の板の配置。紙の向き・向き・離れ、置いた建物、離れの寸法線、方位、写した敷地
建物図面の紙。見本の SIMA の 12-3 を敷地、12-4 を隣接地として写しています。
  1. ④配置。建物ごとの置く、向き(角度・境界線に平行)、離れ(角と境界線を選ぶ → 建物の角 → 敷地の外周の境界線 → 距離を入れて合わせる)。
  2. 置いた建物。各階平面図の 1 階が写り、附属建物があれば (主)・(附1) が付きます。各階平面図で 1 階を直すと、こちらも作り直ります。
  3. 離れの寸法線。数字は小数 2 桁・切り捨て・単位なしです。
  4. 方位。建物を置くと付きます。動かせますが消せません。
  5. 写した敷地と地番。

様式に載せて点検する

様式に載せた印刷プレビュー。右に建物図面、左に各階平面図、下にシート、右の設定に作製日
「建物」の板の様式に載せるで開いた印刷プレビュー。
  1. 建物図面(右の枠)。
  2. 各階平面図(左の枠)。各階平面図が多い時は 2 枚目から右→左に 2 枚ずつ並び、右上に「2-1」「2-2」が入ります。建物図面を全面で作った時は、1 枚目が建物図面だけです。
  3. 組んだ様式のシート。
  4. 作製日。直した日は、組み直しても引き継ぎます。

⑤の様式に載せるで、印刷プレビューに様式を組んで開きます。枠の種類と縮尺は紙から入ります。もう一度押すと、紙が変わっていれば組み直します(枠の位置・用紙の手直しは消え、チェックを外していたシートも出力に戻ります。手で組んだ様式はそのまま残ります)。組んだ様式から紙を抜きたい時は、その紙の板①で控えにするを押してから組み直します(手で組んだ様式はこの様式を外すで外せます)。

右の設定の提出前の確認には、不動産登記規則 82 条(建物図面)・83 条 1 項(各階平面図)の記録事項のうち、アプリが確かめられるものの結果が出ます(項目ごとに ✓ と、足りない時の直し方)。見るのは紙に出るものだけで、足りなくても止めません。離れは記録事項ではないので数えず、本数だけ示します。階の札の名前(「主である建物」「附属建物符号1」・前の版の (主)・(附1))は、アプリが書いた形のままの札だけを確かめます(文面を手で直した札は点検しません)。

建物の筆の種別が「申請地」でないと組めません(板①の申請地にするで直せます)。様式の上の帯の家屋番号と所在は、その紙の建物の筆から刷ります(空なら空のまま刷り、帯で知らせます)。

申請用の図面ファイル(TIFF)は、プレビューの申請用の図面ファイル(TIFF)から作ります(tatemono01.tif。14 章)。

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Output14. 出す:印刷・PDF・申請用 TIFF・DXF/SIMA

出すの板。印刷プレビュー・保存・DXF・SIMA・CSV・申請用 TIFF・変換する(ファイルサイズの縮小・データコンバート・パスワード)

図面の机の左のレールの出すに、出し方が全部並んでいます(上のバーの出すは、印刷プレビューを直接開きます)。

  • 印刷プレビュー(Ctrl+P):印刷・PDF・画像(PNG/JPEG/TIFF)。書き出しはカラー・グレー・白黒を選べます
  • DXF:CAD 用。線・弧・円・文字・点をレイヤごとに出し、辺長・寸法・面積・杭種の略記号・点名も文字として入ります。
  • SIMA:現場の点と、頂点が点に結ばれた閉じた区画を出します。
  • CSV:点の一覧(点名・X・Y・区分・杭種)
  • 申請用の図面ファイル(TIFF)
  • 変換する:ファイルサイズの縮小(申請の 15MB に収める)/データコンバート(JPEG・PNG・TIFF・PDF へ。CAD の背景など)/パスワードを付けて保存(お客様へ渡す時に)

DXF・SIMA は座標系を決めた図面から出します。出せないもの(表・塗り・線の種類など)があれば、書き出す時に種類をお知らせします。

印刷プレビュー

印刷プレビューの画面
印刷プレビュー。右の設定は、上へスクロールすると用紙・向き・図面の大きさなどがあります。
  1. 用紙。図面をドラッグで動かし、ホイールで拡大縮小します。見えている範囲がそのまま出ます。
  2. ページの一覧。サムネイル左上の ☑ を外したページは、印刷にも PDF にも入りません。
  3. 黒単色で出す(提出用)。線を黒にし、塗りと蛍光を外します([図面に重ねる]で重ねた画像の中は絵なので、色のままです)。
  4. 用紙の様式(地積測量図・建物図面/各階平面図・地役権図面)。
  5. 印刷するファイル。大きく選ぶで、サムネイル付きの大きな一覧から選べます。
  6. 印刷(プリンター)。
  7. 書き出しの色(カラー・グレー・白黒)と、その下の PDF・PNG・JPEG・TIFF の書き出し。色は印刷には効きません。
  8. 申請用の図面ファイル(TIFF)。

開いた時に選ばれているのは、資料の机から開いた時は机で選んでいる資料、図面の机から開いた時はいま開いている資料です。用紙(A4/A3)と向きは、ファイルごとに変えられます。解像度(150〜600dpi、既定は 200dpi)は「全ページ共通」にあります。よく使う設定は印刷プリセットに保存できます。

書き出しの色:[印刷(プリンター)]のすぐ下の「書き出しの色」で、カラー・グレー・白黒を選べます。PDF・PNG・JPEG・TIFF の書き出し全部に効き、印刷には効きません(既定はカラー)。白黒は描き込みの線を黒にしてから白黒 2 値にします。PNG・JPEG・TIFF には解像度を書き込むので、用紙の大きさのまま CAD に置けます(図面を縮尺どおりに入れたい時は、図面が原寸(等倍)で置かれていることを確かめてから書き出してください。「用紙に合わせる」にしていると、余白のぶん図面が縮みます)。グレー・白黒で出したファイルは、名前の後ろに「_グレー」「_白黒」が付きます。

縮尺どおりに印刷するには 印刷プレビューを開くと、図面は原寸(等倍)で置かれます(「全ページ共通」の「開いた直後は原寸(等倍)で置く」が既定でオン。オフにすると用紙に合わせて縮小して置きます。画像はスキャナーで取り込んだものなど、解像度がファイルから読めて 150dpi 以上・その解像度で A3 に収まるものだけ原寸で、カメラの写真は用紙に合わせます。位置や大きさを変えた後は「図面の大きさ」の原寸(等倍)で戻せます)。そのうえで、プリンターの印刷画面で 倍率=100%(実際のサイズ)・余白=なし にしてください。プリンター側が「用紙に合わせる」のままだと約 4% 小さくなります。

用紙の様式(地積測量図・建物図面・地役権図面)

地積測量図の様式に図面を入れたところ
地積測量図の様式。外枠・上の帯(地番・土地の所在)・表題欄・左端の縦書きはアプリが描きます。

「用紙の様式」で様式を選ぶと、様式のシートが足されます。枠のボタンで枠を選び、右の一覧(または大きく選んで枠に入れる)から資料を入れます。

枠に入れる資料を大きく選ぶ画面。資料とページがカードで並ぶ
[大きく選んで枠に入れる]。資料とページがカードで並び、1 つ選ぶと閉じてその資料が枠に入ります(様式を使わない時の[大きく選ぶ]は、押すたびに選ぶ/外すが切り替わります。Esc 1 回で一覧だけ閉じます)。
黒単色で出すにチェックを入れた印刷プレビュー
「黒単色で出す」をオンにしたところ。プレビューも出力と同じ見え方になります(解像度が標準のままなら 300dpi に上がります)。

黒単色の時に 0.2mm を超える線があると、件数を知らせます(止めはしません)。不動産登記規則 74 条 1 項の「0.2mm 以下の細線」は書面で出す場合の決まりで、電子申請の図面情報ファイルには線の太さの定めがありません。数えるのは出力するシートの紙に出る線です。書面で出す時は、図面の机でその線のある紙を開いてから、知らせの一覧で線を選び、「選択中のスタイル」の線の太さを 0.2 にするとまとめて直せます(資料の机から開いた時や、線がほかの紙にある時は、知らせにどの紙かが出ます)。

ファイルサイズの縮小(申請の 15MB)

オンライン申請の添付は、表示登記では 1 申請あたり 15MB までです。調査報告書・現場写真・資料をまとめた PDF が大きすぎる時は、ページを画像にして組み直し、小さな PDF にできます。

  1. 図面の机の出す→「変換する」のファイルサイズの縮小(いま開いている資料)、または資料の机で資料を選んで右のファイルサイズの縮小(1 件)/1 つの PDF にまとめる(複数)を押します。
  2. 「画質」を選びます。自動は「目標の大きさ」(既定 10MB)以下になるまで画質を下げます。きれい(200dpi)・標準(150dpi)・小さく(100dpi)も選べます。「グレーにする」でさらに小さくなります。
  3. 縮小する(まとめる時はまとめて縮小する)を押すと、できあがりの大きさが出ます。
  4. 確かめてから保存を押し、保存先を選びます。「保存した PDF を現場の資料にも追加する」(既定はオン)を外すと、保存先に書き出すだけで机には入れません。

データコンバート(JPEG・PNG・TIFF・PDF)

資料を JPEG・PNG・TIFF・PDF のどれかに、カラー・グレー・白黒のどれかで書き出します(CAD の背景に TIFF、お客様へ白黒の PDF、など)。入口は、図面の机の出す→「変換する」のデータコンバート(いま開いている資料)と、資料の机で資料を選んで右のデータコンバート(何件でも)です。「形式」と「色」のボタンを選んで変換するを押します。

パスワードを付けて保存

資料を、開くのにパスワードが要る PDF(AES-256)にして保存します。お客様へ図面や資料をお渡しする時などに使います。入口は、図面の机の出す→「変換する」のパスワードを付けて保存(いま開いている資料)と、資料の机で資料を 1 つ選んで右のパスワードを付けて保存です。

  1. 「開くパスワード」を 2 回(確認)入れます。パスワードは半角の英字・数字・記号で入れてください(全角や日本語が混ざると、Adobe Acrobat などで同じパスワードを打っても開けないことがあります)。
  2. 開いた人に「印刷」「文字のコピー」を許すかを選びます(書き換え・ページの組み替えはいつも許しません)。
  3. 「権限パスワード」は、印刷・コピーの制限を外すためのパスワードです。空のままにすると、誰も知らない長いパスワードを自動で付けます。
  4. 保存するを押し、保存先を選びます。

申請用の図面ファイル(TIFF)

申請用の図面ファイル(TIFF)を作る画面

オンライン申請(登記・供託オンライン申請システム)に添付する図面情報ファイルを作ります。印刷プレビューの右下の申請用の図面ファイル(TIFF)、または左のレールの出すから開きます。

  • 印刷プレビューで組んだシート 1 枚が、そのまま 1 ファイルになります。
  • 形式は法務省の定めに合わせてあります(TIFF・白黒 2 値・CCITT G4・400dpi・B4・1 ページ・300KB 以下)。
  • ファイル名は、地積測量図=sokuryouzu01.tif、建物図面・各階平面図=tatemono01.tif、地役権図面=tiekiken01.tif(2 枚目以降は 02…)。
  • 電子署名はこのアプリでは付けません。申請用総合ソフトで添付する時に付けてください。

作った TIFF は現場の資料にも残りますが、ブラウザでは開けない形式のため、机では中身を表示できません。図面が規程に合っているかどうかは、申請を受けた登記官が判断します。このアプリは形式と様式を揃えるところまでです。

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Save15. 保存と読み込み

プロジェクトの保存・読込の画面

上のバーの保存で、保存と読み込みの画面が開きます。Ctrl+S は、.json を開いて(または一度保存して)作業している時はそのファイルにそのまま上書き保存し、まだ無い時はこの画面を開きます。別の名前で残したい時は、Ctrl+S ではなく保存から保存してください。

  • プロジェクトを保存(.json):資料・描き込み・重ね画像・縮尺・点・筆・様式など、現場の作業を 1 つのファイルにします。別のパソコンで開くこともできます。
  • プロジェクトを開く:保存した .json を開いて、続きから作業します。
  • スナップショット:いまの状態を、このブラウザの中に控えます(手動)。
  • 前の状態に戻す(自動退避):描いてから 30 秒(長くても 5 分ごと)に、注記・点・設定の控えを自動で取ります。資料のファイルそのものは含まないので、同じ資料を読み込んだ状態で戻してください。

未保存の変更があると、保存のボタンに ● が付きます。自動退避はファイルへの保存の代わりにはなりません。作業の終わりには .json に保存してください。

別の現場に移る時は、資料の机の上の新規で、いまの作業をすべて片付けてまっさらに戻します(未保存の変更がある時は先に確認が出ます)。

保存先フォルダとクラウド

「⚙ 詳細設定」→「プロジェクトの保存先」の「① パソコン」にフォルダを指定しておくと、以後は場所を選ばずに保存でき、「プロジェクトを開く」もそのフォルダから開きます(Chrome/Edge)。「② クラウド同期フォルダ」に Google ドライブや Dropbox の同期フォルダ(パソコンにアプリを入れると作られる G:\マイドライブ\… など)を指定すると、保存のたびにパソコンとクラウドの両方に同じ .json を書き出します。このアプリはクラウドに直接はつながないので、ログインや認証の期限切れはありません。

プリセットのバックアップ

スタイル(線・円・文章など)と印刷のプリセットは、このブラウザに自動で保存されています。スタイルのプリセットは「🎨 スタイルプリセットのバックアップ」でファイルに書き出しておくと、ブラウザのデータを消した時や別のパソコンでも戻せます(印刷のプリセットは書き出しの対象外です)。

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Shortcuts16. キーボード操作の一覧

キーはたらき
Q/W資料の机へ/図面の机へ
R選んでいる資料を、開いている図面に重ねる(複数なら 1 件ずつ。重ねる途中は次を重ねる)
Ctrl+B左の板を開く/閉じる
V K G N選択・移動/縮尺合わせ/座標読取り/点を置く
L C D A線を引く/円を描く/寸法(2 点間距離)/求積
T S P F E文章/記号/フリーハンド/色塗り/消しゴム
I H B M文字選択/蛍光ペン/墨消し/修正テープ(文書の顔)
Ctrl+Z/Ctrl+Y元に戻す/やり直す
Ctrl+C/Ctrl+V/Ctrl+Xコピー/貼り付け/切り取り
Delete選んだ図形を消す
Enter/Esc連続線・求積の確定(複数を重ねる途中は次を重ねる)/描きかけの取り消し・選択の解除
1〜9・@・Tabコマンド欄に入って数値を打つ(線・寸法・求積・点の道具の時)
Ctrl+ホイール拡大縮小
Space+ドラッグ画面の移動(中ボタンのドラッグでも)
+/-/0拡大/縮小/全体表示
PageUp/PageDown前後のページ(Ctrl を付けると前後の資料)
Ctrl+S/Ctrl+Pプロジェクトを保存(開いている .json があればそのまま上書き)/印刷プレビュー
F1アプリの中の「使い方」

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FAQ17. よくある質問

利用は無料ですか?

はい。登録不要・無料でお使いいただけます。インストールも要りません。AI-OCR(座標読取り)や文字選択の読み取り(Microsoft Azure)を使う場合だけ、Google または Microsoft のキーをご自身で用意していただきます(10 章)。

読み込んだ資料はどこかへ送られますか?

資料のファイルそのものは送られません。資料はお使いのパソコンのブラウザの中だけで扱います。外へ出るのは、地図を読み込む時の「どの年・どの市区町村か」、座標読取りの AI-OCR を使う時と、文字選択の「読み取って写す」でAzure で読むを押した時に囲んだ範囲の画像、公開アドレスで開いた時のアクセス解析だけです。登記情報の読み取り(所有者の氏名・住所)は、パソコンの中だけで行います。

開き直したら、前の作業が消えていました。

このアプリは開くたびに必ず何も入っていない状態から始まります。続きをする時は[保存]でプロジェクトファイル(.json)に保存しておき、次回は[保存]→[プロジェクトを開く]でそのファイルを開いてください。保存し忘れた時は、同じ画面の「前の状態に戻す(自動退避)」やスナップショットから戻せることがあります。

印刷すると縮尺どおりの大きさになりません。

印刷プレビューを開くと、図面は原寸(等倍)で置かれます(「全ページ共通」の「開いた直後は原寸(等倍)で置く」が既定でオン。画像はスキャナーで取り込んだものなど、解像度がファイルから読めて 150dpi 以上・その解像度で A3 に収まるものだけ原寸で、カメラの写真や解像度の分からない画像は用紙に合わせます)。位置や大きさを変えた後は「図面の大きさ」の[原寸(等倍)]で戻せます。そのうえで、プリンターの印刷画面で「倍率=100%(実際のサイズ)」「余白=なし」にしてください。「用紙に合わせる」のままだと約 4% 小さくなります。

画像(写真・スキャン)で縮尺を数値で入れられません。

解像度の分からない画像は、縮尺合わせの「2 点で合わせる」を使います。距離の分かる 2 点をクリックして、実際の距離を入れてください。解像度の記録されたスキャン画像なら、PDF と同じく数値で入れられます。

古い成果(日本測地系)の座標を使いたい。

座標読取りの板の「測地系変換をひらく」、または点と座標の帯の「測地系を変える」で、日本測地系 ⇔ 世界測地系に変換できます。国土地理院の TKY2JGD パラメータファイル(.par・全国版)を一度読み込むと使えます(読み込んだファイルはこのパソコンに保存され、どこにも送りません)。系(1〜19 系)は必ず正しく選んでください。今の成果まで直すには、国土地理院の座標補正パラメータ(PatchJGD 用・水平)も一緒に読み込みます。世界測地系の成果を直す時は、その成果を作った年月日を入れると、その日より後に起きた地震の補正だけが当たります。補正を読み込んでいない時の答えは測地成果2000 の値です(1都19県と地震のあった地域では今の成果と違います)。

Gemini で「混み合っています」と出て読み取れません。

Google 側が混み合っている時は、読み取り先を Microsoft Azure に切り替えて読み直せます(Azure の準備)。AI-OCR をオフにすると、通常の読み取り(パソコンの中だけで完結)に戻ります。

Azure は 30 日しか無料で使えないのですか?

いいえ。30 日間というのは Azure の無料アカウントの試用期間のことです。30 日後に届く案内で「従量課金制」への移行を選べば、価格レベルが「Free F0」のままなら料金はかからず、毎月 500 ページまで無料で使い続けられます。移行しないとアカウントが止まり、Azure での読み取りができなくなります(30 日後の手続き)。

建物図面の方位が傾いています。北を上にできますか?

建物図面は、各階平面図の建物の向きに合わせて作るのがふつうなので、既定では紙の向きを主である建物に合わせます(建物は正立のまま、敷地・隣接地・方位が回ります)。北を上にしたい時は、「建物」の板の④の「紙の向き」で北上を選んでこの向きにするを押してください(13 章)。

作った TIFF で申請できますか?

形式(TIFF・白黒 2 値・G4・400dpi・B4・1 ページ・300KB 以下)とファイル名は法務省の定めに合わせてあります。電子署名は申請用総合ソフトで付けてください。図面の内容が規程に合っているかどうかは、申請を受けた登記官が判断します。

登記情報の読み取り結果が間違っています。

カードの各欄は手で直せます。スキャンした登記事項証明書は文字認識で読むため、読み違いが出ることがあります。直すより打った方が早い時は、[+ 土地を手入力][+ 建物を手入力]で最初から入れてください。